上の字カエル1


■十番稲荷神社


港区はハイソながらも下町の香り漂う
麻布十番・十番稲荷神社で
ご利益があるとゆーお守り『上の字様』にちなんだ
カエルの石像に出会った。


麻布十番駅の7番出口を出て、右後ろを振り返ると
『十番稲荷神社』がある。

そこに目指すカエルちゃんがいると聞いていたのだが、
十番神社には目もくれず、信号を渡ると
渡った先の道、左側には『浪花屋総本店』がある。

『浪花屋総本店』は、鯛焼きで有名な店だ。
東京たいやき御三家の一軒なんだそうな。
ヒロミ・ヒデキ・ゴローのどれにあたるかは、知らない。

しかし、有名なワリには、店先に人が2〜3人しか見えないぞ。
これは、チャ―――ンスっっ!
と 意気込んで、
店先に駆け込んでも ムダだよベイベ。

ここの鯛焼きは、予約制なのさ。フッ・・・。( ̄ー ̄)
慌てず騒がず落ち着いて、店の人に聞いてみようじゃないか。

「何時間待ちですか?」

本日の答えは、1時間15分。
ここの鯛焼きは、注文受けてから餡作りに入るのだね?
と、勘違いしてもおかしくないくらいの待ち時間だよ。

何やら、一度に何個も焼ける鯛焼き用の鉄板とは違い
一匹づつ焼いていかねばならない
昔ながらの型を使用している模様。
しかも、私のよーな「鯛焼き食わせろ〜」と鼻息荒い人間が
こちらへ多数訪れるが為に、生産が追いつかないワケだね。

鯛焼きを予約した後、六本木ヒルズでもブラつかなきゃ
1時間15分もつぶせない。
しかし、ブランド物にとんと興味ないアタクシ。
六本木ヒルズの楽しみ方が、まーったくワカリマセンのコトよ。
以前、デートで彼の地を訪れてみたものの、
吹きっさらしで寒かったとしか覚えていないくらいだ。
んなトコで、時間なんかつぶぜるワケないぢゃ〜ん。

しかも、本日の目的は、十番神社のカエルちゃんである。
カエルちゃんの撮影にそれほど時間がかかるとは思えないし、
例え、餡たっぷりの薄皮で、うまいと評判の鯛焼きであってもだ
1時間15分の待ち時間は、長すぎるっしょ?

ってなワケで、今回も(実は以前にも訪れたコトがあるのだよ)
鯛焼きをあきらめて
ションボリ(ホントはとっても食べてみたいのよ)
来た道を戻り、本来の目的地『十番神社』へ。

道路に面した階段のすぐ上が社になっていて、
社の左には、お守りなどを販売する窓口があるものの
右も左も社の巾でスペースが終ってる。
社の裏手に廻ろうにも、廻れない状態なのだ。
ここの何処にカエルちゃんがいるのだ?

8畳あるかないかの場所。
きれいな石畳で、隠れるトコなんか何処にもない。
探そうにも、何処を探したら良いのだ?

途方にくれて、左側の手すりから下を見下ろす。
ご近所にお住まいと思しき老婦人二人が
神社の横のスペースに腰掛けて話をしているのが見える。

そのご婦人方の向かいが小さな植え込みと
小さな池になっている。
その池の端にカエルちゃんはおりました。

これは、わかりにくい。

わかりにくいゆえに、出会えた時の喜びはひとしおだね。
2匹のカエルちゃんにお水を掛けて、
次こそ、鯛焼きが食べられるようにお願いをした
タマヲなのでした。

上の字カエル2


■住 所
  東京都港区麻布十番1−4−6
■交 通
  東京メトロ大江戸線「麻布十番」駅 7番出口出てすぐ
■関連サイト
  十番稲荷神社
  浪花屋総本店

■訪問日:2005/05/03