宝珠院_1


■宝珠院のカエル


大都会のど真ん中、東京タワーのお向かいは芝の宝珠院で、
亀に似たガマガエルの像に出会った。


地下鉄・赤羽橋駅から地上に出ると、
東京タワーが目の前にでっかくそびえたっている。

目指すカエルは、東京タワーの前。

これは探しやすい。

けれど、こんな簡単と思われるケース程
探訪に時間がかかったりするのだ。

見ろ、東京タワーに行く道が
二手に分かれているではないか。

「赤羽橋」信号を渡り、二股の根本で地図を広げる。
目指すは、『宝珠院』。
東京プリンスホテルの並びだ。

二股の右側の道を選び、さらに増上寺方面へ
「赤羽橋」信号を渡る。
あとはまっすぐ100メートル程で、『宝珠院』だ。

大きな公園(多分、芝公園)沿いを100メートル程行くと、
池があった。
看板には『弁天池』とあるが、
空き地にある大きな水溜りみたいな感じ・・・。
周りが砂利だから、そう思えるのか?

ここが『宝珠院』なんだろうか?

弁天池を通り過ぎると、『宝珠院』と書いた看板が。
振り向くと、鳥居・・・。
何やら電柱を組み合わせたみたい。

社の前には、カバーのかかった自家用車。

う〜ん・・・神社というよりも、普通に住宅って感じ。

とにかく、カエルを探そう。

カエルといえば、水。
水と言えば、弁天池か!
弁天池の周囲を捜索だ!!

と、小さな弁天池をぐるっと一周・・・。

ただの石しかありませんよ?
あと、カエルの居そうなトコロって??

「居たよ〜」

と、あさっての方向から聞こえてきたのは、
旦那様の声。

池から離れた閻魔堂の前に、
ガマガエルの石像はおりました。

宝珠院_5

大きさは、ネコくらいかな。
湯飲みの水を飲むような格好をしています。
右側の口が大きく欠けている、亀に似た感じの
なかなかユニークなカエルちゃんでした。

同じ港区内にある「十番稲荷」のカエルちゃんも
ガマガエルだったなー。
昔、港区あたりはガマガエルがたくさんいたのかも
しれませんね。


宝珠院前の「東京タワー下」信号を渡り、
坂を上ると、東京タワーの裏手に出ます。

ン十年振りに見る東京タワー。
正面入り口の足元には、南極観測隊の犬の像があります。
南極物語の主人公になった、タロとジロたちです。
その足元をなめつつ、タワーのてっぺんをみる構図は
なかなか感動的です。
※東京タワーのイメージキャラクター・ノッポンも衝撃的です。

カエルちゃんを訪ねたついでに、寄ってみてはいかがでしょうか。


宝珠院_2 宝珠院_3 宝珠院_4


■住 所
  東京都港区芝公園4−8−55
■交 通
  東京メトロ大江戸線「赤羽橋」駅 赤羽橋口より徒歩5分くらい
■関連サイト
  宝珠院/MINATOあらかると(港区産業ネットワーク)
  東京タワー(公式サイト)

■訪問日:2006/07/16